防草シートの敷き方選び方!徹底解説の巻

令和の初夏を迎え、新緑の眩しい季節になりました。

お庭仕事に精を出す皆さまこんにちは。

草木も花々も、伸び伸びと新芽を伸ばし、花を咲かせ、私たちの目を楽しませてくれています。しかし、同時に生育旺盛すぎる雑草達にも悩まされる季節ですよね。

そんなお悩みのガーデナーの皆さまのため、この記事では防草シートの敷き方、選び方などを解説、紹介します。


防草シートのメリット

  1. 単価が安い
  2. 簡単にDIYできる
  3. すぐに仕上がる
  4. 剥がせば元の地面に戻る

防草シートのデメリット

  1. 必ず劣化する
  2. 見た目が殺風景

防草シートは安価ですぐに仕上がり、剥がすのも容易なので、後に舗装する時などにも困りません。
反面、数年で必ず劣化してしまうという短所もあります。見栄えを重視したい場所には、砂利と組み合わせると良いでしょう。


防草シートをDIYで敷いてみよう

①防草シートとピン類を用意する

防草シートの選び方

防草シートには様々なタイプがあります。

代表的なタイプ↓

織布タイプ :織ってある布。タテ・ヨコに織られて面になっている。

不織布タイプ:織っていない布。繊維が絡み合って面になっている。

僕が庭のプロとしておすすめするのは、断然不織布タイプです。

価格は織布タイプの方が安いのですが、折り目のわずかな隙間からすぐに草が生えてしまいますし、穴が開きやすく耐用年数が短いです。

不織布も当然経年劣化しますが、葉先の尖った雑草なども通しにくく、性能が良いです。

価格面では、織布タイプに比べると初期費用はかかりますが、耐用年数が長いので、長い目で見るとお得だと思います。

おすすめのタイプで有名な商品は、「デュポン社製のザバーン」です。

通販に沢山の商品がありますが、ホームセンターや園芸店でも手に入ります。

不織布タイプで厚手(高密度)な物を選ぶといいでしょう。

色のバリエーションもありますが、色により品質に差があるわけではないので、ロケーションに合わせで選んでください。

押さえピンについて

防草シートを敷いた後、固定するためにピンを打ちます。この時、ワッシャーも付けると裂け防止になるので使用をお勧めします。

ピンの一例↓

ワッシャーの一例↓

ピンの長さは、地面が固い場合は15㎝くらい、畑のような柔らかいところでは30cm位のものが調度いいです。無理なく打ち込める範囲で、なるべく長いものを!

②下地を均す

「芝・下地編」ほど几帳面に均さなくても大丈夫ですが、ある程度地面を均しておいたほうが快適。

地面の表面に出ている石は取り除く方が良いでしょう。そのままにすると、石の部分のシートが突っ張ってしまい、見た目が綺麗ではないし、歩き心地が悪い仕上がりとなってしまいます。

地面が平であれば、よほど茂っていない限り、草の上にそのまま敷いてしまっても大丈夫です。シートの下の草は枯れます。ただし、オオアレチノギクやアカザなど、背の高くなる草は抜いておいたほうが無難。

③シートを敷く

難しく考えず真っすぐに敷く。芝の目地と同じで、よく見る方向から見て、横長に敷くと綺麗に見えます。

二人がかりで、両端に分かれて作業すると早いので、二人以上で作業できるといいですね。

裁断はハサミかカッターでOK!

④重ね合わせはしっかりと

シートとシートの隙間からは草が出やすいので、15cmくらいは重ね合わせたいところ。

⑤ピン打ち固定で完成

風で煽られてシートが捲れると、驚くほどすぐに草が生えますので、捲れないようにピンで固定します。

重ね合わせたシートの両方が固定されるように、縦横1mピッチくらいで打てると安心。

次の段はピンとピンの真ん中に(千鳥に)打つと強度が上がる。

やはりワッシャーの使用をお勧めします。

地面や地中に石などがあって、ピンが打てない時は、無理せずに周辺に打ち直しをし、ピンで穴が開いてしまったところは、防草テープで補修します。

防草テープ一例↓



塀際の処理

塀際などはどうしても草が出やすい部分です。ある程度は諦めるしかないのですが、美観上気にならなければ、少し余分に切り、塀に沿って捲り上げ、防草テープを貼ると効果が上がります。


 

防草シートは万能ではない

必ず劣化します。日の当たる場所や常時湿っているような場所は劣化が早く、数年に一回は張り替えが必要となります。

品質や条件にもよりますが、大まかな目安として2年から5年といったところでしょうか。

ぼろぼろになって草と混在しないうちに、早めの交換をお勧めします。

砂利と組み合わせて効果UP!

防草シートの上に砂利をしくことによって直射日光が避けられ、長持ちする。除草効果も倍増し、見た目にも美しい。

 


業者に依頼するといくら?

防草したい面積が広い場合などは、業者に依頼するのも手。

プロならではの手際で、早く綺麗に仕上げてくれるでしょう。大抵の造園業者で対応できるはずです。

気になるお値段➡面積にもよりますが、㎡当たり1000円強程度ではないかと思います。(整地は別途)

見積もり時に、整地の有無を確認してください。仕上がりと価格に影響します。

それから使用する防草シートの種類も確認しましょう。安くても織布タイプはお勧めしません。


以上 小泉雄作でした。

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