春の虫と被害
春先から初夏にかけて、草花につく小さな虫。それは主に、アブラムシや、グンバイムシです。
新芽やバラのつぼみ周辺につく。
葉から汁を吸って食害するため開花や成長にも悪影響。
すす病を誘発する。
ツツジ類の葉につく羽のついた虫。
葉の裏に群がり、汁を吸い食害。
葉表には白いカスリ状の斑点が出て、葉が枯れる。
いづれの虫も、小さな範囲なら簡単に退治できるので、早めの対処を!
虫の退治法
基本的には園芸用の殺虫剤を散布します。
【ハンドスプレーでシュッシュ】
ハンドスプレータイプの殺虫剤は、園芸店やホームセンターで手軽に買えます。
狭い範囲なら有効手段。
僕が個人的に使用しているものを一例としてあげます↓
【噴霧器でシュッシュ】
範囲が広い場合や、木がある場合などは噴霧器を用意しておくと便利。
ノズルが伸びるタイプもあります。
木が沢山ある場合や、背の高い木がある場合には、ノズル伸長タイプがおすすめです。
薬剤は希釈して使うものが多く、作り置きはお勧めしませんので、その点を考慮し、噴霧器の容量を決めてください。
家庭の一般的な広さの庭ですと、4~7リットル程度が適当でしょうか。散布する範囲に合わせて選びましょう。
フルプラ ダイヤスプレープレッシャー式噴霧器 5L 7560
↑このようなノズル伸長タイプが便利です。
容量やノズルが伸長式か否かなど様々なタイプがありますので、ご家庭のお庭事情に合わせて選んでください。
噴霧器に入れる薬剤は、どれを選べばいいのかわからない場合は、地域の園芸店で店員さんに相談して決めるのが一番。
虫の写真を持っていくと間違いないですよ。
薬剤は、原液を所定の濃度に希釈して使います。計量用に計量カップや、スポイトなどの小道具があると計りやすいです。
希釈の計算は煩わしいものですが、慣れれば簡単。お間違えの無いように。
1L=1000ml=1000ccなので
1000倍 → 水1Lに 薬剤1ml(1cc)
2000倍 → 水1Lに 薬剤0.5ml(0.5cc)
500倍 → 水1Lに 薬剤2ml(2cc)
☝5L作るなら上記に5をかける。
※薬剤によっては、購入時に身分証と印鑑が必要なものもあります。
薬剤散布のコツ・注意点
葉の裏側にしっかりかける
薬剤がかかりづらい反面、虫は日の当たりにくい葉裏に多いので、意識的に葉の裏面にも撒きます。
雨の降らない日、風のない日に撒く
雨で薬剤が薄まると効果が弱まってしまいます。
風が強い日は、薬剤が飛散していまい効果が期待できないだけでなく、周辺への迷惑になる可能性もあります。
天気予報を確認し、撒く日を決めましょう。
希釈倍率、使用回数を厳守する
必ずラベルに記載されているので、安全に使用するために厳守を。
手袋、マスクを着用のこと
自身の防護の為。した方が無難。
洗濯物、ペット、ご近所さんへ留意
お隣で薬剤を撒いていると、不安に思う方もいます。大々的に撒くときは、お隣さんに一声掛けてトラブルを防ぎましょう。
広範囲に撒く場合は、洗濯物は取り込み、窓を閉める。ペットは避難させるのを忘れずに。
僕の家では、屋外の鉢で金魚を飼育しいますので、鉢ごとブルーシートで覆い、薬剤から守っています。
数種類の薬剤をローテーションする
同じものを使い続けると、虫に耐性がつき、薬が効きにくくなります。
できれば、2種類以上の薬剤をローテーションしたいところ。
こんな時は業者に頼もう
5メートル以上の大きな木や、庭全体に薬剤散布したい場合などは、造園業者に依頼すると間違いないのでおすすめです。
気になる価格の目安は?
一般家庭のお庭の場合、範囲や木の本数にもよりますが、概ね1回当たり5000円から15000円くらいの価格ではないかと考えます。
トラブルにならないよう依頼先の造園業者さんに、あらかじめお値段を確認してくださいね。
始めて依頼する方、したい方は、業者選びの参考にどうぞ→植木屋さんの選び方←HP内の記事に飛びます
虫対策まとめ
春先の小さな虫への対応についてご紹介しました。
慣れれば簡単なので、早めの対処をおすすめします。
毛虫への対応も基本は同じ!また改めて記事にしたいと思います。
以上 小泉雄作でした。
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